アルファライナー・メインライナーと称する更生管材を既設管内に引込挿入し、空気圧を用いて拡径、断面形状を維持した状態で紫外線照射を行うことにより更生材料を硬化する反転工法です。
更生材料の主な構成要素は、耐酸性ガラス繊維と、特定の波長の光に反応して硬化する光硬化性の樹脂であり、紫外線を照射することにより、ごく短時間で最終強度に達し、更生管が形成できる。
SPR工法は既設管の内側に硬質塩化ビニル製プロファイルの更生管を製管し、既設管と更生管の間隙に特殊裏込め材を充填。古くなった管きょを既設管・更生管 ・裏込め材が一体となった強固な複合管として蘇らせます。
SSL工法は老朽化した管渠内に、ステンレス製のセグメントを人力により組み立て、管内にもう1つの管渠を構成し、既設管とそのステンレスセグメント管の間隙をセメント系注入材で裏込めし、老朽化した既設管と一体化し、高耐久更生管と構築する工法です。
小口径管路用については、長さ600mm、有効長500mmのステンレス管(SSL-L)又は、塩化ビニール管(SSL-V)を人孔内から既設管に挿入装置で順次挿入接続する方法となります。
更生材の硬化過程で特殊ゴムチューブにより更生材を既設管内壁に定着させることのより、シワを極限まで少なくし、更生管内面を滑らかにすることを可能としました。
常温硬化方式を採用することで、並行して複数箇所の施工ができるため、工事費の低減を可能としました。また、更生材のロス率も従来工法と比較して大幅に軽減することにより、材料費も節約しました。
大がかりな硬化装置が不要なため、施工設備が非常にコンパクトにまとまり、狭い現場環境でもスピーディーに施工できます。
PFL工法は、既設老朽管きょ内面に補強材を取り付け、その後、高密度ポリエチレン製のPFLパネルを設置し、既設管とPFLパネルとの隙間に高強度、高流度のモルタルを注入することで老朽管を更生する工法です。
ポリエチレン・コンパクトパイプ工法は、ドラムに巻いたC型形状の高密度ポリエチレン性のパイプを人孔より既設管内に引き込み、蒸気加熱と圧縮空気により円形に復元させ既設管に密着させ、老朽した既設管を更生する形成工法です。